免疫力を高める
人間の体は酸化した状態になると、病気にかかりやすくなるとされています。
体の酸化は活性酸素という成分が増えることで起こり、この成分には
細胞の正常な働きを妨げる作用があるので健康に影響が出やすくなるのです。
酸化を防ぐには活性酸素を除去する働きのある栄養素、
ビタミンCを摂ることが効果的です。
ビタミンCを体内に取り入れることによって、健康な体にすることができます。
活性酸素による健康被害でよくある症状が、風邪やアレルギーの
病気にかかりやすくなることです。
細胞の働きが阻害されると免疫機能が低下するようになります。
免疫機能が低下してしまうと、免疫力がなくなってしまいます。
ばい菌やウイルスへの抵抗ができなくなってしまうので、風邪とアレルギーの病気になりやすくなるのです。
体の酸化を予防するためにビタミンCを摂る際には、口からの経口摂取よりも
高濃度ビタミンCの点滴が適しています。
点滴は血管の静脈から行いますが、血液に直接的に高濃度ビタミンCを入れる方が
体内への吸収率が高まります。経口摂取すると腸で消化され吸収されるので、
吸収できる量が少なくなります。
高濃度ビタミンCの点滴は腸で消化されないので、口から摂るよりも何倍も
多く体に栄養が吸収されます。
高濃度ビタミンCの点滴で免疫機能が向上し免疫力がアップすると、
ばい菌などへの抵抗力がついて風邪やアレルギーの病気にかかりにくい体質になれます。
免疫力がつくとニキビもできにくくなる、美容効果も得られます。
風邪をひいたときの点滴の役割
風邪をひいたときの点滴には、ウイルスを退治する特効薬が含まれていると思っている方も多くいます。
ですが実際には、点滴には特効薬の役割は期待できません。実は主な役割というのは、水分補給になります。
特に胃腸風邪と呼ばれるウイルス性腸炎だと、発熱や下痢さらには嘔吐などの理由で体から水分が失われています。
失われた水分を効率よく補って脱水症を防ぐために、点滴が行われているのです。
血液に直接水分を補給することで、効率よく脱水症を防ぐことにもつながります。
点滴を受けて体が楽になったというのは、薬が効いているからではなく水分が補給されて体が楽になっただけです。
ほかにも点滴には、薬液の血中濃度を一定に保つなどの役割があります。
ですが実際に点滴が必要かという点は、風邪の症状に応じて異なります。
そのため自己判断で点滴を医師に依頼するのではなく、診察を受けて医師の指示に従うことが大切です。
実際に点滴を受けることにどのような役割があるのか把握したうえで、適切な治療が受けられるようにしましょう。
また役割は自分で把握するだけではなく、気になる点があれば医師に相談することも大切です。
納得したうえで治療を受けることも必要です。