免疫力アップが期待できるオゾン療法とは？
オゾン療法とは、患者から採取した血液に医療用オゾンガスを混ぜ合わせて
再び体内に点滴注入する治療法です。血液クレンジングとも呼ばれる治療法で、
ヨーロッパ諸国ではメジャーな療法として広く普及しています。
血液は全身に酸素や栄養素を運ぶという重要な役割を担っていますが、
血液がドロドロになると免疫機能の低下を招きます。
その結果、様々な悪影響を受けることになりますが、オゾン化された血液を
体内に戻すことで血流が良好になり、酸素と栄養素を
全身に行きわたらせることが可能です。
これにより免疫機能の向上につながりますが、それ以外にも
慢性疲労・肩こり・冷え性などの改善も図ることができます。
血液クレンジングの具体的な施術の流れとしては、まず約100mlほどの血液を採取します。
体調などによって採血時間は異なりますが、15～20分ほどかかるのが一般的です。
次に、専用の機器で発生させたオゾンを採取した血液に投与して混ぜ合わせます。
最後にオゾン化させた血液を点滴で15～20分ほどかけてゆっくりと体内に戻していきます。
血液クレンジングは1回の治療で十分な効果が得られることもありますが、
治療回数を重ねるほど効果の持続時間が延長していくので、はじめは1週間に1回ほど、
その後は2～3週間に1回を目安に受けると良いとされています。
血液クレンジングはエイジングケア効果も期待できる
上記の通り、血液クレンジングは様々な効果が期待できる治療法ですが、エイジングケアにも効果的です。
この治療を受けると、医療用オゾンの作用によって体内の赤血球が活性化して酸素の運搬能力が向上します。
これにより代謝が向上するため、体内に溜まった活性酸素を除去するデトックス効果を得ることが可能です。
活性酸素は老化を早める要因になる物質なので、結果としてアンチエイジング効果を得ることができます。
また、赤血球により豊富な酸素が肌や抹消まで運ばれるため、肌荒れの改善にも有効です。
医療用オゾンには抗酸化作用もあり、紫外線による肌への酸化ストレスも緩和してくれるため美肌対策としても活用されています。
このように、美容面でも様々な効果がある治療法になりますが、実際にヨーロッパ諸国ではエイジングケア目的で広く利用されています。
英国のクイーンマム（2022年に亡くなられた英国のエリザベス女王の母君）が、
老化防止のために定期的に受けられていたことでも有名です。
安全性も高く、これまでに問題になるような重篤な症状は報告されておらず、
副作用が現れるとしても施術後にだるさを感じる程度です。
この症状も特別な処置をしなくても、半日から1日程度で自然と改善するので心配は無用です。