喫煙習慣のある人
喫煙習慣がある人に、高濃度ビタミンCによる点滴をおすすめします。
これはビタミンCだけでなく、不足しがちな他のビタミン群やマグネシウム、
カルシウムなどの有効成分が含まれているものです。
喫煙する人の血液の中には高濃度のニコチン、鉛、
カドミウムなどの有害物質があります。
ニコチンは3大有害物質の1つで、発がん性のものです。
高濃度ビタミンCはがんに対する効果もあるものです。
受動喫煙の危険性!たばこに含まれる三大有害物質
タバコの3大有害物質はニコチン、タール、一酸化炭素です。
ニコチンはヘロインやコカイン以上に依存性が強く、
これがタバコをやめられない原因物質だと言っても良いでしょう。
タールには、発がん物質として有名なベンツピレンをはじめ
アミン類など数十種類の発がん物質が含まれます。
たばこそのものにはおよそ70種類以上の発がん物質が含まれています。
一酸化炭素は、酸素の200~250倍の結合力でヘモグロビンと結合するので
タバコを吸うと体内の組織はたちまちにして酸欠状態に陥っています。
タバコは主流煙よりも副流煙の方が有害物質の含有量が多いです。
ニコチンは2.8倍、タールは3.4倍、ニトロソアミンは52倍と言われています。
国立がん研究センターの調査によると、日本では受動喫煙で
年間およそ1万5000人もの人が死亡していると推計されているのです。
もはや間接的殺人と言っても過言ではないでしょう。
禁煙治療には保険が適応されます。
条件として、1日当たりの喫煙本数×喫煙年数=200以上などの人ですが、
2016年4月からは35歳未満の人や禁煙本数を問わず保険適応となっています。
また、2016年8月には未成年者も保険適応で禁煙外来での治療が受けることが出来るようになりました。
まずは禁煙外来で相談してください。
がんを防ぐビタミンC
ビタミンCについてですが、これはアスコルビン酸という水溶性のビタミンです。
体の中で代謝を行う際に必要な成分になります。
これはがんだけでなく、他にも色々な効果があるものなのです。
この成分には抗酸化の作用もあります。
がんの原因として酸化があります。
そして、煙草の煙には体を酸化させる有害物質が含まれています。
高濃度ビタミンCには、喫煙習慣による酸化から体を守る、強い抗酸化の作用があるのです。
高濃度ビタミンCによる点滴を行う際の流れに関しては、まずビタミンCが体に合うか検査を受けてください。
その後、最初は15グラムほどの高濃度ビタミンCを点滴されます。
点滴する量は徐々に増やされます。
点滴にかかる時間については1時間~1時間半です。
なお喫煙する本人が煙草の影響を最も受けるように思われますが、
副流煙を吸い込んでしまう周りの人の方がより影響を受けます。
副流煙の方が主流煙よりも有害です。
また煙草の煙はビタミンCを壊してしまうものでもあります。